HP200LXとNetWalkerを比較して次の15年をgdgdと考える
東海アンカンファレンスの宴会で突発LT的に表題のようなHP200LX/NetWalker比較を話したのをまとめておく。
HP200LX | NetWalker | diff | |
Year | 1994 | 2009 | +15 |
CPU | 80C186 | i.MX 515 | |
Clock | 8MHz | 800MHz | x100 |
RAM | 2MB | 512MB | x256 |
Display | 640x200白黒 | 1024x600カラー | x6(size) x16(color) |
Storage | PCMCIA 10MB- | SD 16GB | x1000 |
Network | 1200bps/Text | 54Mbps/Internet | x50,000 |
OS | MS-DOS | Ubuntu |
見ていくとケタが違う。あまりにも違う。次の15年で同様にスケールするだろうか?というか、ポケコンから連綿とつながるクラムシェルPCというカテゴリは存続するのだろうか。まぁ可能だと思われることを妄想しておいてみる。
CPU
- many core化。8GHz x 8コアで64GHzだとするとほぼ100倍スケールが維持される。
- GPGPUという流れもあるかも。
- AndroidのようにCPU性能をクラウドに移してしまい、ローカルは1GHz x 4コア程度で頭打ちになるかも。
RAM
- OSがどれくらい進化するだろうか。まだLinuxで戦っているのだろうか。とすると、8GBもあれば十分という可能性もある。
Display
- ここが一番変わりそう。カラー電子ペーパーのように。
Storage
Network
- nG + WiFi進化系
- 近接系の何か
I/O
- 音声、カメラ入力
- センサ系の進化
今更こんなことを妄想しているのは理由がある。
今後10年を駆動する要素が今年一気に出てくる。どう評価するか。どう使うか。どんなビジネスがあるか。15年前のHP200LXから学ぶこともあるだろう。ISDN公衆電話がPocketWiFiに変わり、Nifty-serveの掲示板がTwitterに変わっただけで、使ってる中の人は大して進歩していないのだから。